シリコンバレーの物価と家賃

過去の記事「シリコンバレーのエンジニアの年収」でシリコンバレーで働いたときにもらえる給料の話をしました。収入の話だけではなく出費の話もした方が、こちらでの生活を想像しやすいと思います。そこで今回はシリコンバレーでの物価と、特に大きな出費となる家賃について言及します。

物価

物価に関しては、日本よりは少々高いかもしれません。高いというよりは、日本のように安くて良質なものがないので、許容できる質のものを買うとなると、結果的に出費は多くなるといった方が正しいかもしれません。

特に食品に関しては、日本との差が大きく感じられます。例えば、日本だと 500 円あれば、結構美味しいものを食べられますよね。昼時にはランチメニューがあったり、コストパフォーマンスは非常に良いです。しかしこちらで 500 円相当のランチってなかなか無くて、あったとしても衛生面に不安があったり、味が凄まじかったりします。普通レベルの食事をしようと思ったら、最低でも 10 ドルは払うことになります。さらに、レストランだと 18% のチップを払います。

食品以外では、日本とそこまで変わらないと思います。私が日本に住んでいたときは東京都内に住んでいたのですが、都内と比べて特に高いと感じることはないです。

家賃

家賃に関しては、サンフランシスコ市内は高いです。安くても月 40 万円くらいするので、どうしてもシティに住みたい若者たちはルームシェアをするのが一般的です。もちろん探せば月 30 万円のアパートを見つけることもできますが、一般的な価格として 40 万円といったところでしょう。新興企業はサンフランシスコ市内に多く、市街から電車で通う人も多いです。

Google や Facebook、Apple などのシリコンバレーの有名 IT 企業はサンフランシスコから車で1時間ほど南下した地域にオフィスを構えています。Mountain View や Palo Alto、Cupertino といった地域になります。その辺だと、1ベットルームは月 25 万円、2ベットルームだと月 30 万円が目安となります。私はこのエリアに住んでおり、家賃は 22 万円程度です。

ただし、近年この地域での家賃が高騰しています。私が以前住んだアパートは毎年家賃が 7% 上がりました。3 年目の契約更新時に他に安くてより良い物件を見つけたので、そちらに移りました。次回の契約更新時に翌年度の家賃に驚き、慌てて引っ越しするのも嫌ですので、前回の引っ越し時には前年度にどれくらい家賃が上がったかをアパートの契約時に聞き、数年後の家賃を予想した上で契約をするようにしました。以上、参考までに。
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