物価が高いから生活は厳しい?
同僚に日本育ちで日本語がペラペラな外国人がいるのですが、先日彼と話をしている時に、ある日本語の記事が話題になりました。いや、笑い話になりました。
その記事の内容は「シリコンバレーのエンジニアは高給を得られるが、家賃や物価が高いので、貧しい生活をしている」といういう内容でした。ここで話題にしているシリコンバレーの企業とは、有名どころの IT 企業です。Google で「シリコンバレー エンジニア 年収」とかのキーワードで調べると、同等の内容の記事が多く存在することがわかります。結構有名なサイトも同様の記事を掲載しています。
シリコンバレーのエンジニアを目指している方が、間違った情報によって就職を断念してほしくないので、今回は私の経験談を元に、実状を正確に示した記事を書きたいと思います。もちろんシリコンバレーにも様々な企業がありますが、今回話題にしているのは有名どころの IT 企業であることを、念のため初めに明示しておきます。
ただ上記の検索結果で出てくる記事が問題にしているのは、家賃や物価が高いという点でした。これらに関しては「シリコンバレーの物価と家賃」に記載しましたが、簡単にまとめると家賃は高いが物価は東京と変わらないか少し高いくらいです。その高さの程度ですが、もちろん各人の生活スタイルに依りますが、収入が上がったら少し良い物件に住んだり、少し贅沢をしたりしますよね。その程度の高さです。
年収と出費の割合からしても、私が東京に住んでいたときは年間で 2 割くらい貯金することができましたが、今は 3 割は貯金しています。若い時と今とではキャリアが違うので、正当な比較ではないかもしれませんが、確実に今の方が旅行などの娯楽に使う出費が多く、生活に余裕があります。
以上より、私はシリコンバレーに来てから生活が厳しいと感じたことは一度もありません。私の友人も同様でした。生活が厳しくなるなら、言語も文化も異なる場所にわざわざ来るわけないですよ。
まとめると、シリコンバレーの有名 IT 企業に勤めて生活が厳しくなるということはないです。シリコンバレーのエンジニアを目指している方が、間違った情報によって就職を断念することがないよう、本記事が役に立てると嬉しいです。
---
シリコンバレーでエンジニアとして就職するには、アルゴリズムやプログラミング、システムデザインの問題が出題される面接を突破する必要があります。本サイトでは、シリコンバレーでエンジニアとして働き、面接官としての経験も豊富な筆者が、面接への対策に関する情報を配信しています。
シリコンバレーのエンジニアを目指している方が、間違った情報によって就職を断念してほしくないので、今回は私の経験談を元に、実状を正確に示した記事を書きたいと思います。もちろんシリコンバレーにも様々な企業がありますが、今回話題にしているのは有名どころの IT 企業であることを、念のため初めに明示しておきます。
物価が高いから生活は厳しい?
本ブログの過去の記事「シリコンバレーのエンジニアの年収」で 1年目のエンジニアの年収はだいたい 1,600 万円くらい、5 年目では 3,000 万円くらいになることを紹介しました。私個人の経験からすると、年収 1,600 万円としたとき最低限の出費は下記のような感じになります。- 税金: 600万円
- 家賃・光熱費: 360万円
- 家や車の保険: 10万円
- 通信費: 10万円
- 税金: 1,000万円
- 家賃・光熱費: 360万円
- 家や車の保険: 10万円
- 通信費: 10万円
ただ上記の検索結果で出てくる記事が問題にしているのは、家賃や物価が高いという点でした。これらに関しては「シリコンバレーの物価と家賃」に記載しましたが、簡単にまとめると家賃は高いが物価は東京と変わらないか少し高いくらいです。その高さの程度ですが、もちろん各人の生活スタイルに依りますが、収入が上がったら少し良い物件に住んだり、少し贅沢をしたりしますよね。その程度の高さです。
年収と出費の割合からしても、私が東京に住んでいたときは年間で 2 割くらい貯金することができましたが、今は 3 割は貯金しています。若い時と今とではキャリアが違うので、正当な比較ではないかもしれませんが、確実に今の方が旅行などの娯楽に使う出費が多く、生活に余裕があります。
以上より、私はシリコンバレーに来てから生活が厳しいと感じたことは一度もありません。私の友人も同様でした。生活が厳しくなるなら、言語も文化も異なる場所にわざわざ来るわけないですよ。
情報の発信源はどこか?
私と友人は笑い話にしながらも、なぜ間違った情報が存在するのかを想像してみました。間違った情報源はどこでしょうか。友人と想像してみました。
想像1: 給与情報
外国からエンジニアを雇う場合、シリコンバレーの有名 IT 企業の多くが H1B というタイプの就労ビザを申請します。この H1B ビザとは、4 年制大学の学位の所持か 3 年または 6 年の職業経験などを有する人に発給される就労ビザです。
この H1B ビザの取得者の給料は「H1B Salary」というサイトで公開されています。しかしこのサイトには基本給料しか含まれておらず、「シリコンバレーのエンジニアの年収」で示した他の収入は記載されていません。
この「他の収入」が年収でもかなりの割合を占めます。もし仮に基本給料だけで生きていくならば、上記の記事が述べるように、シリコンバレーでの生活は厳しいでしょう。
想像2: 赴任者の所得情報
シリコンバレーで見かける日本人の多くは、日本企業から赴任して来ている方が多いです。赴任者の給与体系では基本給与やボーナスに加え、家賃補助や赴任手当が出ます。そのため、赴任中の年収は日本に在籍していたときより高くなり、家賃分の出費が浮くことにより手元に残る額が大きくなるようです。
サンプル数がそこまで多くないため誤差を承知で言及しますが、赴任時の年収はシリコンバレーの有名 IT 企業の基本給与とだいたい同じくらいになるようです。赴任者は家賃補助があるので問題ないですが、もし補助がない場合は厳しいでしょう。有名 IT 企業が提供する上記の「他の収入」の存在を知らない場合、生活が厳しくなるのではないかと想像する方が出てきても不思議ではありません。
まとめ
他にも情報の発信源はあるかもしれません。想像1で示した基本給与の情報は H1B Salary 以外にも多く出回っているので、類似の推測から生活が厳しいと思われているのかもしれません。いずれにせよ、実際にシリコンバレーの有名 IT 企業で働いでる人にインタビューをしていないのでしょう。もしアンケートでも採っていたらすぐに記事との相違に気づくと思います。
まとめると、シリコンバレーの有名 IT 企業に勤めて生活が厳しくなるということはないです。シリコンバレーのエンジニアを目指している方が、間違った情報によって就職を断念することがないよう、本記事が役に立てると嬉しいです。
---
シリコンバレーでエンジニアとして就職するには、アルゴリズムやプログラミング、システムデザインの問題が出題される面接を突破する必要があります。本サイトでは、シリコンバレーでエンジニアとして働き、面接官としての経験も豊富な筆者が、面接への対策に関する情報を配信しています。
コメント
コメントを投稿